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「明日の朝、8時半にうちに来てね!」と、突然言われた、仕事終わりの午前0時。
どうにかベッドを抜け出して、町の外れに向かって歩くこと40分。 Giuseppeの家に到着しました。 今日の目的は、capperi(カッペリ=ケッパー)の収穫! こちらがcapperiの木。 乾燥に強いので、畑の間の石垣やgravinaのような石灰質の土地でも育つようです。 午後になると、花が開いてしまうため、この日のように午前中の早い時間に収穫を始めます。 私たちが口にするcapperiは、花が咲く前のつぼみです。枝に沿ってたくさんのつぼみがつきます。 分かりづらいですが、蟻がくっついているつぼみと、そのすぐ下のつぼみを今回は収穫しました。 その先にあるつぼみは、次の日には大きくなるので、それまでとっておきます。 こうして枝の先にあるものを2、3個ずつ残していくと、約2カ月の間毎日のように収穫することが可能です。 昨年夏の昼下がりに撮影した、capperiの花。 花が咲いてしまったら、そのあとにできるのがfrutti di capperi(フルッティディカッペリ=ケッパーの実)。 これも酢漬けにして食べます。 今日はcapperiを塩漬け(salamoia)にしました。 これは塩を入れすぎです・・・!Giuseppeしっかり~!! よく水洗いして、水気をしっかりと拭き取り、 フタのできるガラス瓶に、capperiと粗めの海塩とが層になるよう詰めます。 これを1週間から10日の間、頻繁に振り、capperiの水分が出てしまったら、もう1度水洗いをします。 塩の浸透度が異なるので、粒の大きさは揃えましょう・・・!Giuseppeしっかり~!! 乾かしてまた瓶詰めにしたり、オイル漬け(sott'olio)にして保存することができます。 使うときは流水にさらして、十分に塩抜きをすることが必要です。 日本のスーパーなどで見かける小さな瓶入りのものは、酢漬け(sott'aceto)が多いです。 これは塩抜きをせずに使えるので便利ですが、塩漬けに比べると香りが格段に落ちてしまいます。 少し値段は高くなると思いますが、表示を確認して、ぜひ塩漬けのものも試してみてくださいね。 ちなみにここPugliaでも、capperiはそんなに安いものではありません。 それは、一粒づつ人の手によって収穫され、粒の大きさを揃えるため、これも人の手で選別しているから。 先週の土曜日の早朝、強い雨が降り、その後直径1センチほどの雹に変わりました。 3年ほど前には直径3センチ(イタリア人計測)の雹が長時間降り続け、農作物に大きな影響が出たそうです。 うちの町はブドウやオリーヴの畑に囲まれていて、友達やその家族の多くが農業従事者です。 Pugliaの野菜や果物は安くて、日本の野菜や果物は高い!とここに来た当初は思いましたが、 ここで働く人たちの賃金などを考えると、そういう単純な比較はできないように思います。 同時に、オイルやワインなど日本への輸入品の価格が高い!というのも、一様には言えないのかな・・・。 いいものを作る人たちが、それに見合った賃金をきちんと得て、長く仕事を続けていくことができたらな。 色々考えさせられた真夏の早朝の出来事でした。 Top▲ |
by amopuglia
| 2010-08-03 02:26
| 料理
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