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今週の火曜日は、Carmeloの家で昼食に呼ばれました。
riso con lenticchie (お米とレンズ豆) parmigiana di zucchine (ズッキーニとチーズのオーヴン焼き) prosciutto cotto (ハム) caroselli (プーリアのキュウリ) insalata di pomodorini (トマトのサラダ) noci e nocciolini (クルミとヘーゼルナッツ) mele (りんご) e caffe' (コーヒー) 食べ終わったサラダのボウルの中に、マリネされたトマトから出た水分が残っていました。 それにパンを浸して、きれいにすくいとって食べるマンマ。 昔は、固くなったパンを水でふやかして、トマト、塩、ケッパー、 これはacqua e sale(アックアエサーレ=水と塩)という郷土料理。 パンは週に1回しか焼かなかったから、最後の方はこうして食べるより他になかったの。 肉や魚を毎日のように食べられる生活ではなくても、必ずパンがありました。 食卓に欠かせないもの、イタリアの食事の基本となるもの。宗教的にみても、非常に重要な存在です。 オーヴンなんて、今の家庭みたいに家にあるものではなかったから。 オーヴンを温めるための薪を集めるのは大変なこと。 1度点けたらたくさんのパンが焼けるので、集落で協力して薪を集めていたそうです。 火を入れて、初めに焼くのはfocaccia(フォカッチャ)よ。 家庭で薪を使って料理するときは、フタをして上に薪をのせ、鍋の上下から加熱していたそう。 オーヴンではフタなしで加熱することができ、今でも忘れられないような薪のいい香りがしたんだとか。 食べ終わって、Minoに家まで送ってもらう途中、ちょっと町をドライヴ。 いくつかあった共同のオーヴンも、今は取り壊されて、家屋や店舗に変わっていました。 唯一残っているオーヴンがココ。 いつもは鍵がかけられています。Minoの友達が管理しているそうなので、いつか見れるかも!? ちなみにこのオーヴンがある通り、via FORNO(オーヴン通り)という名前です。そのまま・・・! 他にも、昔の町の様子や面白い話を聞いたので、忘れないうちにまたいつか。 食材や料理にちなんだ思い出がたくさんあって、さすが~!という感じです。 ごちそうさまでした♪
4月も今日で終わり。
お昼は29度まで気温が上がっていました、夏はもうすぐかな。 去年の11月末にここに戻ってきて以来、抱えている問題があって、 今月はそのことでちょっと落ち込み気味でした。 考えないようにしようと思っても、ちょっと暇があるとそのことを考えてしまったり。 それなら暇をなくそうと思って、無駄に動いて疲れたり・・・悪循環な日々。 思っていることがすぐに顔に出てしまう性格なので、周りのみんなに心配をかけていたようで。 そんなとき何気なくある人にその話をしたところ、するすると解決に向かって光が見えてきました。 私はどちらかというと、悩んでいたり、考え事があっても人には話さない(話せない)性格。 自分の中で考えて、答え(正解かどうかは分からないけれど)を見つけるタイプだと思います。 きっと「もっと何でも話してくれればいいのに」って思っている人たちがいるだろうけど。 そんなわけで今回も、半年ほど答えを探してはウロウロしていました。 それなのに、こんなにすぐに解決の糸口が見つかるなんて。 まだまだ本当には終わっていない問題だけれど、心の重荷の半分は投げ捨てることができました。 今日、約束したこと。 「何でも話すこと。」 「理解できないこと、納得がいかないことは、その場ではっきりとそう言うこと。」 「理解し合えるように、話し合うこと。」 イタリア人を見てると簡単そうだけど、やっぱり難しい。 でも、試してみる価値はありそうです。 自分のことを全く知らない人たちの中で、いちから関係を築いていくこと。 ひとりになって、自分と向き合うこと。 ここでの生活は、本当にたくさんのことを考えさせてくれます。 来てよかった。 Buon maggio♪
遅ればせながら書き進めているPasquaの記事。
今回がやっと最終回、"Martedi" di Pasquetta(マルテディディパスクエッタ)です。 通常、Pasquettaは月曜日なのですが、近くの町Laterza(ラテルツァ)では、伝統的に火曜日だそうで。 日、月と仕事だった(昼だけですが・・・)私のために、友達がこの日にピクニックを企画してくれました。 場所はLaterzaの町の外れにあるこの小さな教会。 14時ごろに到着して、とにかくお腹が空いていた私たちは、いそいそと食事の準備・・・。 みんなの持ち寄りで、insalata di riso(インサラータディリゾ=お米のサラダ)、tarallini dolci、 pizza rustica(ピッツァルスティカ=田舎風ピッツァ)、自家製ワインなどが並びました。 まさにピクニック日和のお天気だったんですが、風が強くて、みんな縮こまってモクモクと食事。 お腹がいっぱいになったところで、お散歩タイム♪ Laterza、MateraやAltamura(アルタムーラ)の辺りは、硬質小麦の産地でパンの美味しいところです。 こんな風になだらか~な丘や小麦畑が広がっていて、 同じPugliaの中でも、オリーヴ畑が一面に広がるSalento(サレント)地方とはちょっと違うイメージ。 Francescaのおばあちゃんが持たせてくれたtarallini dolciを再びここで広げて、ちょっとおしゃべり。 話題の中心は、"Pasqua中に何を食べたか?"。ははは、さすがです。 食後に甘いものを食べたら、あとはcaffe'でしょう・・・ということで町中のbarに移動して、いっぷく。 その後、Ginosaへ。 「紹介したい人がいるんだよ~」と言われて、1軒の家を訪ねるも不在。 その人の所有している、生まれたばかりの仔馬を勝手に覗いていたら・・・! ガラン♪ガラン♪ガラン♪ おおお!Capre(カプレ=山羊)が列になってgravinaの底を歩いています! Maraの知り合いのpastore(パストーレ=羊飼い)だということで、大接近!! 大きいのから小さいのまで、ときおりpecore(ペーコレ=羊)も混じりつつ。 で、そのあと食べたのがコレ、capuzza(カプッツ)。 可愛い~♪とか言いつつ、食べるときはガッツリな私。容赦なし。 Maraの親戚宅でごちそうになりました♪ 以前この料理の話題になって、私が妙に興味を示していたのを覚えていて下さったそうで。 前日に家族で食べたときに、私の分も作ってくれていました。 capraの頭をオーヴン焼きにしたものです(脳みそは、写真を撮る前に完食してしまいました・・・)。 昔々、Pugliaにはmasseria(マッセリア)と呼ばれる農場が各地にありました。 そこでの食事どき、農場主の食べるものはcapreやpecoreの美味しいお肉の部分、 そして従業員たちの食べるものは、その残りの頭や内臓部分でした。 こうした農場制度がなくなり、貧しかった人々も普通の生活ができるようになった今日。 懐かしき貧しき時代へのnostargia(ノスタルジア=郷愁)が、こうした料理を現在まで伝えているそうです。 そしてお土産にもらったのがコレ、scarcella(スカルチェッラ)。 Maraのお母さんRosaの手作りです。 クッキー生地でPasquaの象徴であるcolomba(コロンバ=鳩)をかたどったお菓子です。 真ん中にゆで卵をのせ、同じ生地で十字にとめるのがお決まり。 持ち帰る間にくちばしが折れ、しっぽがとれ・・・と段々可哀そうな姿になりましたが。 バターの代わりにオイルを使っているので、あっさりとしていて美味しかったです♪ 自然を満喫して、自然の恵みを大いに味わった"Martedi" di Pasquettaでした♪ 3日間付き合ってくれた友達や、その家族の皆さんに感謝♪♪
Pasquaの次の日(月曜日)は、Pasquetta(パスクエッタ=小さなパスクア)、この日も祝日です。
この日も私たちはお昼だけ働いて、午後からはオフでした。 7時ごろ、以前研修先でお皿洗いをしていたElenaの家にちょっと遊びに行きました。 「これを食べてもらわなきゃね」と、戸棚の奥から出してくれたもの、 真ん中にあるのが先日ご紹介したtaralli dolciです。 下の小さいのはtarallini dolci、砂糖がけされてます。 左側のmandorle(マンドルレ=アーモンド)が編みこまれているのはintorchiate(イントルキアーテ)。 こりこりした食感が楽しくて、美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいました。 9時からは、前日同様、Giuseppeたちと待ち合わせをして、町をぶらぶらしました。 barでちょっと飲んでから、小さな町を行ったり来たり。 この日は、luna park(ルナパーク=移動遊園地)にも行きました。 友達にそそのかされ、軽い気持ちでpiovra(ピオヴラ=タコ)という乗り物に挑戦。 日本の遊園地だと、遊具ごとに制限時間があってベルが鳴ったら停まる・・・という認識だったんですが、 私が乗ったこの乗り物、横の小屋(操作するところ)にDJの様な人がいて、全てを仕切っていました。 タコ足の先にベンチ状のものが付いていて、そこに着席します。 最初は回転しながら、ゆっくり上下に移動する程度なんですが、 途中からDJに何かが降臨したような(=復活祭?)盛り上がりを見せ、上から下に突き落とされたり、 前に向かって回転していたのに、後ろ向きの回転になったり。 その動きが怖いプラス、イタリアへの信用の薄さ(途中で壊れそう)で、かなりの恐怖でした・・・。 しかも制限時間はDJが決めるらしく、 「ヘイヘイヘイ、みんな、まだまだ物足りないだろう~???」的な悪ノリで続行。 私ひとり「もう結構ですー!!!」と叫び続けたものの、その願いはDJには届かず・・・。 結局かなりの時間乗り続けて、降りたときにはフラフラ(涙)、その後数日間、力み過ぎた体は筋肉痛でした。 でも、久々に大声で叫んだのでスッキリ!直後のビールが進みました! 夜中の12時から花火が上がるはずだったんだけど、風が強くて延期に。 Pasquaの日は各家庭で食事をし、Pasquettaは海や田舎へピクニックに行くことが多いようです。 翌日は休みをもらって、私もピクニックへ行ってきました♪ 続きは、また次回♪♪
ここ数日、ネットの不具合があり、古い記事ですがアップします。ごめんなさーい。
4月4日、Pasqua当日。 お昼の仕事が終わって、家に帰ってちょっと昼寝(といいつつ、9時まで寝てしまいましたが)。 9時からGiuseppeたちと出かけました。 Pasquaプラス、Santo patrono(サントパトローノ=守護聖人)のお祭りということもあって、 すごい賑わい。うちの町だってことが信じられないくらいの、人出でした。 しかも、みんなここぞとばかりに着飾っていました。普段、スーツ姿の人なんて見かけないのに! まずはわが町のSanto patronoであるMadonna delle grazie(マドンナデッレグラツィエ)を観に。 この教会は、私がよく散歩に行くココ(→過去記事参照)Antico santuarioです。 ライトアップされ、後ろの岩肌にはMadonnaの姿が投影されています。おお、ハイテク(?)! 教会の中は人でいっぱい(撮影は控えました)。 Madonnaと地下にあるお墓を見て、外に出たらGiuseppeがこんな話をしてくれました。 ―――その昔、隣町の人たちが、うちの町のMadonnaを盗みに来た。 Madonnaの側には、たくさんの貴金属が飾られているので、それが狙いだったそう。 彼らはMadonnaを教会から盗み出し、自分たちの町に戻るべくgravinaを降りていった。 ・・・が、反対側の斜面を登るには貴金属が重すぎて、道半ばで捕られてしまった・・・。 ま、こんなところをMadonnaを背負って登りきれるわけがない・・・んですけどね。 今は隣町との幹線道路も出来ているけど、昔はもちろんなかったわけで。 イルミネーションも遂にこの日、点灯。 これが一番大きいイルミネーション、町のpiazza(ピアッツァ=広場)に。 この日のために町に帰ってきている人や、近郊の町からわざわざ来ている人なんかもいます。 私も長いこと会っていなかった隣町の友達何人かに、会うことができました。 人込みをかき分けて、ちょっと進んでは"Auguri!(アウグーリ!=おめでとう!)"と挨拶をするために 立ち止まり、近況なんかをちょこちょこ話しては、進み、また立ち止まる・・・。 この繰り返しで、9時に出発して、小さな町の通りを1往復するのに3時間もかかりました・・・。 12時過ぎ、ようやくたどり着いたbarで晩ごはん。 すごい混み様で、食べ終わったのは2時を回っていました・・・。 うっぷ!明日も朝から仕事・・・! ***************************************************************** イタリアの各地方には、Pasquaの日に食べる伝統料理がそれぞれ存在します。 うちの町では、何を食べるかというと・・・、 これ、"du sciuscill(ウ シュシッル)"です。う・・・発音が難しい・・・。 Pasquaの定番、agnello(アニエッロ=子羊)を使った料理で、brodoで煮込むか、 もしくはオーヴン焼きにします。これはin brodoで作ったもの。 他に、piselli(ピゼッリ=グリンピース)や溶き卵も入っています。 そしてdolce(ドルチェ=デザート)は・・・、 Taralli dolci(タラッリドルチ)。これは焼く前の状態で、焼いたあとで砂糖がけします。 オーナーMicheleさんのお母さん、Lily(リリー)が朝5時起き(!)で仕込んでいます。 「一緒に作ろう!」と言われたものの、起きれた試しがない私・・・今のところ、食べるの専門です♪ リキュールや赤ワインに浸して食べても美味しいんですよ。
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